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【Georg Albrecht Schneider:ゲオルグ アルブレヒト シュナイダー家のワイン】

  
ニアシュタイン村で 200 年以上続く歴史あるワイングート
ゲオルグ アルブレヒト シュナイダーは、1806 年にラインフロント(ライン 川に面する地域)のニアシュタイン村に設立された、200 年以上の歴史を持つ ワイングートです。
赤い斜面を指す「ローターハング」に広がる最高の畑、「ヒ ッピング」を含む 15ha を所有しています。過去 40 年にわたり、8 代目のア ルブレヒト シュナイダーがワイン造りを行ってきました。
長女のウルスラと、 その夫のシュテファンが 9 代目としてワイナリーを引き継いでいます。
シュテ ファンは、ミュラー家の「ワイングート ミュラー」を所有しており、ワイン造 りも担当していました。2015 年には、2つのワイングートを統合し、1つの会 社組織「シュナイダー ミュラー」としてスタートしています。
「アルブレヒト シュナイダー」と「ミュラー」のラインナップは、どちらもシュナイダーのセラーで醸造されています。

ワイナリーの運営は 9 代目のシュテファンとウルスラが行なっていますが、ウルスラの両親 である先代のアルブレヒトとウルリケも一緒に働いています。
奇しくも、ヒュー ジョンソンとジャン シス ロビンソンの共著である「ザ ワールド アトラス オブ ワイン」の第8版で、「ライン フロントの復活」と評されており、注目を集めるエリアでもあります。
かつて名声を誇って いたラインヘッセンのラインフロント(ライン川に面する地域)のワインは、大量生産のワ インによってその栄光を失っていましたが、現在では名声を取り戻したと言えます。


それぞれの土壌が持つ特徴
○ロートリーゲント(赤底統/赤い砂岩):ローターハングの 土壌がこの赤い砂岩、ロートリーゲントです。
俗に赤粘板岩と 呼ばれていますが、実際には長い時間をかけて圧密された砂 岩で、鉄の含有率が高く、赤い色はこの鉄分に由来していま す。
起源は2億5千万年前で、かつてこの地は海でした。その ため、今もこの場所から当時の化石が見つかっています。
「ヒ ッピング」や「エルベルク」などの畑がこの土壌に該当します。
ここは、最初に朝日が当たる場所で、赤い砂岩の土壌は、ライ ン川に反射した太陽の熱を蓄積します。
夜になると他よりも 早く日光が当たらなくなりますが、土に蓄積された熱が放出 されて畑を温めるという局所的なミクロクリマが特徴的で す。
この土壌からはフルボディで長期熟成の可能性を持つワ インが出来ます。
素晴らしい果実味、トロピカルフルーツのア ロマとハーブのニュアンスを感じ、また非常にエレガントな 酸があるのが特徴です。
ロートリーゲントの土壌では主にリ ースリングを栽培していますが、一部にゲヴュルツトラミナ ーとシュペートブルグンダーも植えられています。
○カルク(石灰岩):石灰岩の畑は、ローターハングの反対側 にありますが、ローターハングのように急斜面ではありませ ん。
他の場所よりも石が多く、どちらかといえば平坦な畑で す。
葡萄は苦労せずに根を伸ばすことが出来るため、水分や栄 養分を問題なく吸収することが出来ます。
「パターベルク」などの葡萄畑が該当します。
石灰岩土壌では、リースリング、ミュラー トゥルガウ、ソーヴィニヨン ブラン、グラウブルグンダー、ヴァイスブルグンダー、シルヴァーナーを栽培しています。
この土 壌からは、少し塩っぽさがあり、きりっとした引き締まったワインが生まれます。
リースリングはライムやレモンなど柑橘系の果 物のアロマが特徴的で、非常に透明感がありピュア、そしてエレガントなワインになります。
○レス(黄土):レス(黄土)の土壌は、地中深くにある赤い砂岩の層の上を砂質のレスが覆っています。
「ローゼンベルク」など の一部の葡萄畑が該当します。この土壌は、ピノ系の品種やソーヴィニヨン ブラン、リースリングに適しています。

栽培と醸造でのこだわりが高品質なワインを生み出す
畑はニアシュタイン村を囲むように広がっており、全て自家畑です。
合計で 15ha あり、ニアシュタインで最高の畑とされる「ヒ ッピング」を筆頭に、「エルベルク」、「ペッテンタール」、「オルベル」等の銘醸畑を含んでいます。
葡萄の樹齢は新しいものは2年、 古いものは約 60 年です。定期的に植え替えを行っており、平均樹齢は 20〜25 年です。
また樹齢の古いリースリングやシルヴァ ーナーなどは、特に慎重に手入れを行います。
畑の畝の間には草を生やしていますが、葡萄樹の根元には草が無い状態にして、栄 養分や水分が直接葡萄に供給されるようにしています。
また、畑の土を乾燥から防ぐため、畑に藁を撒いています。品質を高める ため、芽掻きを行い、未熟果や不要な枝を取り除きグリーンハーベストを行います。
収穫は手摘みと機械摘みの両方です。急斜面の畑は機械を入れることが出来ないため、 100%手摘みで収穫を行います。
また機械で収穫を行う場合は、収穫の本番が始まる前に畑 に入り、人の手で選別を行い、良い葡萄だけを残します。
その後、早朝まだ気温が低い間に 機械で一気に収穫を行います。機械収穫の利点は、早朝の涼しい気温の中、葡萄の熟度に合 わせベストのタイミングで短い時間で収穫が出来ることです。
ラーゲンワイン(畑名付きの ワイン)は天然酵母による偶発的な発酵を行っています。ほとんどのワインはステンレスタ ンクで発酵を行いますが、一部のラーゲンワインは樽発酵、樽熟成を行っています。
発酵は 温度をコントロールしながら行い、毎日試飲をして、エクスレ度の測定も行います。熟成に 関しては、ほとんどの白ワインはステンレスタンクで2〜3ヶ月、赤ワインは最長で 18 ヶ 月行います。
シュテファンは、「ワイン造りについては出来るだけ自然そのものに一番働い てもらうようにしています。
自分達は見守る立場で、出来る限り、人の介在を避けています。前の世代は、テクノロジーや技術に 頼る傾向がありましたが、私たちの役割は、自然の邪魔をせず、見守ることだと思っています」と話していました。




KA−684 2019 Riesling Vom Rotliegenden Spätlese Trocken
リースリング フォン ロートリーゲンデン シュペートレーゼ トロッケン 750ml 
《白》【辛口】
生産者:ゲオルグ アルブレヒト シュナイダー
葡萄品種:リースリング
残糖:8.2g/l
酸度:7.4 g/l

     2,860円(本体価格2,600円)











厳選葡萄による超プライヴェートなキュヴェ 「結婚式ワイン」

KA−380 2015 Hipping Riesling Spätlese 》Hochzeitswein《 trocken

ヒッピング リースリング シュペートレーゼ ホッホツアイト トロッケン 750ml 
《白》【やや辛口】
生産者:ゲオルグ アルブレヒト シュナイダー
葡萄品種:リースリング
残糖:5.2g/l
酸度:8.0 g/l

ゲオルグ アルブレヒト&ウルリケ シュナイダー夫妻の娘ウルスラが、ワイングート ミュラーのシュテファンと結婚したことを記念して造られた『結婚式ワイン』という名前の特別なキュヴェ。
結婚式と親しい顧客用に造られたものを、特別に分けていただきました。
ミュラー家は、ニアシュタイン オルベルのすぐ隣りシュロス シュヴァプスブルグに畑を所有しています。
ワインは、当然のことながら、最良の葡萄を選別して造られ、ほとんどが遅摘みでした。
やや濃い黄色。熟した桃、マンゴー、濡れた石の香りがします。シュペートレーゼらしい程良い厚みと適度な酸、ミネラルからのビターな風味が感じられます。

《スクリューキャップ》

      2,530円(本体価格2,300円) 
再入荷できました!!






KA−688 2019 Hipping Riesling Vom Rotliegenden Auslese
ヒッピング リースリング フォン ロートリーゲンデン アウスレーゼ 375ml 
《白》【極甘口】
生産者:ゲオルグ アルブレヒト シュナイダー
葡萄品種:リースリング
残糖:121.6g/l
酸度:9.0 g/l

「ヒッピング」は、ニアシュタイン村のローターハングの中で、最も名高い素晴らしい畑のひとつです。
黄桃やハチミツを思わせるアロマとフレーバーが広がります。果実の自然な甘さと酸が素晴らしく調和 しています。
甘すぎず、透明感のあるクリアな味わいが魅力です。
畑は南東向きのため、日中は日照の当 たる時間がとても長く、葡萄の成熟に理想的な場所です。
半分乾燥した葡萄は丁寧に人の手で収穫を行 います。
葡萄は完熟し、少し貴腐菌もついているため、果汁は集約があり、素晴らしいフレーバーにあふ れています。
発酵と熟成はステンレスタンクで行います。
発酵は、葡萄の果皮についている天然酵母で 16〜21 度の低温にコントロールしながら行います。

             2,310円(本体価格2,100円)








KA−687 2018 Ölberg Gewürztraminer Vom Rotliegenden Spätlese
エルベルク ゲヴュルツトラミナー フォン ロートリーゲンデン シュペートレーゼ 750ml  
《白》【甘口】
生産者:ゲオルグ アルブレヒト シュナイダー
葡萄品種:ゲヴュルツトラミナー
残糖:84.2g/l
酸度:6.6 g/l

ローターハングの赤い斜面に位置する最高の単一畑のひとつ、「エルベルク」からのワインです。
ゲヴュルツ トラミナーに特徴的なバラの花のアロマに加え、かすかにオレンジの皮、ナツメグを思わせる甘いスパイス が感じられます。
味わいにもアロマと同様のフレーバーが広がり、さらにハチミツのニュアンスが感じられ ます。
果実の甘さと酸が非常にバランスよくまとまっています。
土壌は 2 億 5 千万年前に形成された「ロー トリーゲント」という赤い砂岩で、ライン川から反射した光を蓄積します。
そのため畑は非常に暖かく、葡 萄がしっかりと熟すため、長期熟成の可能性を持つワインが出来ます。
収穫はすべて手摘みで行います。発 酵と熟成はステンレスタンク行います。
発酵は、葡萄の果皮についている天然酵母で 15〜20 度の低温にコ ントロールしながら行います。

          2,640円(本体価格2,400円)







KA−686 2020 Rosenberg Riesling Vom Löss Kabinett
ローゼンベルク リースリング フォン レス カビネット 750ml  
《白》【やや辛口】
生産者:ゲオルグ アルブレヒト シュナイダー
葡萄品種:リースリング
残糖:15.1g/l
酸度:7.7 g/l

ローターハングの斜面の上部に位置する単一畑「ローゼンベルク」の葡萄から造られるカビネットで す。
赤い砂岩の上をレス(黄土)の薄い表土が覆っています。
赤いリンゴや桃、新鮮な柑橘系の果実 のアロマが感じられます。
ジューシーな口当たりのたいへん魅力的なワインです。
収穫はすべて手摘 みで行います。発酵と熟成はステンレスタンクで行います。
発酵は、葡萄の果皮についている天然酵 母で 15〜20 度の低温にコントロールしながら行います。
カビネットなのでボディは軽やかですが、 集約のある果実のフレーバーがあります。
酸は甘い果実味と非常にうまく調和しています。

                  2,310円(本体価格2,100円)





KA−685 2019 Rosenberg Weisser burgunder Vom Löss Spätlese Trocken
ローゼンベルク ヴァイサー ブルグンダー フォン レス シュペートレーゼ トロッケン 750ml  
《白》【辛口】
生産者:ゲオルグ アルブレヒト シュナイダー
葡萄品種:ヴァイサー ブルグンダー(ピノ ブラン)
熟成:トノーで10ヶ月
残糖:6.8g/l
酸度:6.3 g/l

ローターハングの斜面の上部に位置する単一畑「ローゼンベルク」からのワインです。
赤い砂岩の上を レス(黄土)の薄い表土が覆っています。樽発酵・樽熟成で醸造します。
綺麗な澱と寝かせることでワ インに骨格が生まれ、樽からのスパイスやバニラの要素がヴァイサー ブルグンダーの繊細なフレー バーにアクセントを与えています。
収穫はすべて手摘みで、発酵は 500L のトノーを使い、葡萄の果皮 についている天然酵母で 16〜22 度で行います。
熟成も同じトノーで 10 ヶ月行います。

             3,300円(本体価格3,000円)






KA−683 2020 Silvaner Alte Reben Vom Kalk Q.b.A. Trocken
シルヴァーナー アルテ レーベン フォン カルク クーベーアー トロッケン 750ml  
《白》【辛口】
生産者:ゲオルグ アルブレヒト シュナイダー
葡萄品種:シルヴァーナー
残糖:4.9g/l
酸度:6.3 g/l

石灰岩土壌の「パターベルク」の畑の葡萄を使用しています。
1960 年代の初めに、ウルスラの祖父 が接ぎ木し植樹しており、樹齢は約 60 年です。
エルダーフラワーや野生のハーブを思わせるアロマ、 口に含むとハチミツや花のフレーバーが広がります。
根が深くミネラル分を吸収出来ます。樹齢の古 い葡萄は収穫量が減りますが、集約のある葡萄を実らせます。
シュナイダーは、樹齢が上がるにつれ、 葡萄の個性に影響を与え、より集約があり、エレガントなフレーバーがもたらされると考えています。
収穫した葡萄は除梗し、プレスします。発酵と熟成はステンレスタンクで行います。
豊かな果実味を 保つため、15 度から 20 度にコントロールしながら発酵を行います。

           2,640円(本体価格2,400円)






KA−682 2020 Grauer burgunder Vom Kalk Q.b.A. Trocken 
グラウアー ブルグンダー フォン カルク クーベーアー トロッケン 750ml  
《白》【辛口】
生産者:ゲオルグ アルブレヒト シュナイダー
葡萄品種:グラウアー ブルグンダー(ピノ グリ)
残糖:6.1g/l
酸度:6.2 g/l

主に「パターベルク」の葡萄から造られています。
洋梨やスイカズラ、エルダーフラワーを思わせる 華やかなアロマが広がります。
口に含むとしっかりとフルボディ、桃やミラベル(黄色のスモモ)の フレーバーが感じられます。
収穫した葡萄は除梗し、プレスします。発酵と熟成はステンレスタンク で行います。
豊かな果実味を保つために 15〜20 度の低温にコントロールしながら発酵を行います。

          2,420円(本体価格2,200円)









ミュラー トゥルガウの品質向上
KA−681 2021 Müller Thurgau Vom Loss Q.b.A.
ミュラー トゥルガウ フォン レス クーベーアー 750ml  
《白》【やや辛口】
生産者:ゲオルグ アルブレヒト シュナイダー
葡萄品種:ミュラー トゥルガウ
残糖:14.0g/l
酸度:7.2 g/l

ミュラー トゥルガウはラインヘッセンにおける主要な葡萄品種のひとつで、安価なワインを大量に生産するため に使用されることも少なくありません。
このワインは、収量制限により集約した風味を持つ葡萄を育て、品質を高め ています。
洋梨やカモミール、花のアロマが広がります。口に含むと熟した桃を思わせるエレガントなフレーバーが 広がります。
ほんのりとしたかすかな甘さが心地よく、フレッシュでとてもバランスのとれた親しみやすい味わい です。
ハーブを思わせる爽やかな余韻があります。複数の区画の葡萄を収穫後、除梗してプレスします。
発酵と熟成 はステンレスタンクで、豊かな果実味を保つために 15〜20 度の低温にコントロールしながら発酵を行います。

          1,980円(本体価格1,800円)








KA−791 2020 Spätburgunder Qualitätswein Trocken
シュペートブルグンダー クヴァリテーツヴァイン トロッケン 750ml  
《赤》【ミディアムボディ】
】国/地域等:ドイツ/ラインヘッセン
生産者:ゲオルグ アルブレヒト シュナイダー
葡萄品種:シュペートブルグンダー(ピノ ノワール)
熟成:樽で12〜18ヶ月
残留糖度:0.2g/L (`19年参照)
酸度4.5g/L (`19年参照)

ピノ ノワールの畑はニアシュタインにあり、土壌は石灰質です。
アルコール発酵 後、樽で12〜18ヶ月熟成させます。
ガーネットを帯びた濃いルビーレッド、熟した チェリーやラズベリー、ブラックベリーの果実を思わせる豊かなアロマに樽熟成に よるバニラやスパイスの要素が混ざり合っています。
口当たりはとてもエレガント で調和が取れています。
オークのフレイバーがワインに深みと骨格を与えています。
ベルべットのようにしなやかなタンニンが心地よく感じられます。
ジューシーな レッドベリーやブラックベリーのフレイバーに加え、かすかに土っぽさや森の下草 の要素も感じられます。

                         2,970円(本体価格2,700円)