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【Charles Père et Fille:シャルル ペール エ フィーユ】


シャルル ペール エ フィーユはオート コート ド ボーヌの中心、ナントゥー(Nantoux)を拠点と する家族経営のドメーヌです。
近年のブルゴーニュでは、気候変動の影響で、アルコール度数 14% のワインが珍しくないばかりでなく、中には 15%を超えるものも出てきています。
そんな中で、コ ート ド ボーヌよりも標高が高いオート コート ド ボーヌのエリアの評価が見直されており、 少しずつ注目を集め始めています。
ブルゴーニュらしい美しい酸とミネラルを備えたワインをお探し の方には、ぜひともおすすめしたいエリアです。
ナントゥーは、ボーヌの町から約 8km 西にあり、 ジャスパー モリス MW は『ブルゴーニュワイン大全』の中で、
「オート=コートの中核を成す村で、 あちらこちらで造り手の看板を見かけることができる。モンショヴェとシャルルのどちらが好みかわ からないときは、この村に来ればどちらも選び放題だ」
と述べています。

『ジャンシス ロビンソン.com』の 2021 年 4 月 19 日付の記事、
「Even more 2019 burgundies」 ではトップにパスカルとポリーヌの写真が挿入され、
「この造り手は素晴らしい発見でした。私はこ の父娘のコンビネーションによる 2019VT のワインがとても好きで、
このテイスティング ノートが この生産者の初レビューであることを反省しています」、「全てのワインに感銘を受けた」
と、ジャンシス ロビンソン自らが評し、6 銘柄 のテイスティングコメントを掲載しています。

1988 年、フランソワの息子パスカルが父からドメーヌを引き継ぎました。
そして 2015 年には、パスカルの娘ポリーヌが加わり、新たに シャルル ペール エ フィーユを立ち上げました。
2021 年には、ポリーヌの妹であるマリーが参加しています。
また、ポリーヌは自分た ちのワインを親しみやすい雰囲気の中で味わってもらいたいと考え、「La table de Pauline(ポリーヌの食卓)」というレストランを開い ています。
合計で 14ha の葡萄畑を所有しており、その内 10ha がオート コート ド ボーヌ、残りの4ha がヴォルネイ、ポマール、ムル ソー、ボーヌにあります。
その他にシャブリやマコン、ジュヴレ シャンベルタン、ニュイ サン ジョルジュなどのワインも生産していま す。
また、自然環境に配慮した葡萄栽培、ワイン生産を行っており、2021 年 3 月にはフランス農水省の HVE(環境価値重視)認証を取得 しています。
ワイン造りは伝統的な方法で行います。葡萄は手作業で収穫した後、選果テーブルで選別し、除梗します。
数年前から試験的 に全房発酵も行っています。発酵は 10〜15 日間、手でピジャージュし、空気圧プレスで圧搾します。
熟成は樽で行い、ボトリングの前ま で澱と一緒に寝かせます。


パスカルは、ワイン造りの工程において、熟成は非常に大切だと考えています。
オート コー ト ド ボーヌのキュヴェ?メニール”は、パスカルがアンフォラからインスピレーションを得 て樽メーカーに特別に注文した、上部が狭い形状の木樽で熟成させています。
パスカルは、こ の特別な樽に?メニール”という名前をつけました。
メニールとは先史時代の巨石記念物「メン ヒル」のフランス語での呼び方で、1本の長い石を縦にして立てたものです。
※初回入荷分は商品名や説明文に「メンヒル」を採用していましたが、以降入荷分はフランス 語読みの「メニール」に統一しております。何卒ご了承くださいませ。
この形にした理由は、ワインが内部で自然に対流を起こすことが知られていたからだと言います。
また、この樽で熟成させると成分がワインにしっかりと溶け込み、澱が出にくくなるそう です。
2011 年に初めてトライし、結果が良かったため、それ以降もこの樽を使っています。
この樽で熟成させたワインは、とてもフルー ティでボディがしっかりとしています。
ワインガイドでの評価も高く、『ワイン エンスージアスト』の 2021 年 1 月 12 日のレビューで、
「ブルゴーニュ オート コート ド ボーヌ ルージュ キュヴェ デュ メニール 2019(FC-434:現行 2018VT)」が 91 点を獲 得しています。


葡萄栽培について
合計で 14ha の葡萄畑を所有しており、その内 10ha がオート コート ド ボーヌ、残りの4ha が ヴォルネイ、ポマール、ムルソー、ボーヌにあります。
その他にシャブリやマコン、ジュヴレ シャ ンベルタン、ニュイ サン ジョルジュなどのワインも生産しています。
また、自然環境に配慮した 葡萄栽培、ワイン生産を行っており、2021 年 3 月にはフランス農水省の HVE(環境価値重視)認 証を取得しています。
オート コート ド ボーヌは標高が高く涼しい、というイメージで訪問しまし たが、実際には非常に日当たりが良く、5 月でも暑いくらいでした。
「ナントゥーの畑は急斜面にあり、畑作業がとても大変です。コート ド ボーヌよりも標高が 100m ほど高いことが大きな違いです。
冬の気温はムルソーやヴォルネイなどよりも 4〜5℃ほど低 く夜も寒いですが、夏の気温はだいたい同じくらいです。
気候変動の影響があり天候が不安定になっ ているため、2015 年以降はグリーンハーベストをせずに、冬季剪定や芽かきの作業で収量を調整し ています。
今植えている葡萄は、暑く乾燥した気候に耐えられないので、毎年クローンの植え替えを 行っています。
今日もちょうど、父や妹が植え替えの作業をしています。
ただし、全ての畑で同じクローンを植えてしまうと病気 になった時に全滅してしまう可能性があるため、複数のクローンを植えています」とポリーヌは話していました。

 
オート コート ド ボーヌのピノ ノワールの畑(左上)では、ちょうど、パスカル(ポリーヌの父)、マリー(妹)が畑で作業 中でした。
6〜7 年前に植えた若木で、6 月末から 7 月頃になると葡萄の葉が生い茂るため、
樹が成長して葉が横に伸びてきたら、 両端に設置しているワイヤーで挟み、葉が垂直に伸びるように固定します。
この作業をしなければ、強風で葡萄の枝が折れてしま うそうです。
コトー ブルギニョンの畑(右上の水色の枠部分)は、ガメイとピノ ノワールが混植されている畑なので、一緒の タイミングで収穫して混醸します。
その上部(黄色の枠部分)はオート コート ド ボーヌで、赤い矢印の方向に山を越えると、 「デファン(※欠品中です)」の畑があります。
デファンには、ピノ ノワールとシャルドネが植えられています。今回はシャルド ネの区画を見学しました。
粘土石灰質の土壌で、標高が高いため大きい白い石があるのが特徴です。
毎年植え替えを行うため、古 い樹と若い樹が混在しています。
なお、デファンに植えているピノ ノワールはブレンドに使用しており、
単一ではリリースして いないため、「デファン」というキュヴェ名は白ワインにしか使用していません。
「デファンの方が、オート コート ド ボーヌのピ ノ ノワールの畑(左上)の葡萄よりも生育のスピードが遅いです。
デファンは通常のオート コート ド ボーヌ ブランよりもトロ ピカルでエキゾチックなアロマがあるのが特徴です」とポリーヌは話します。
「畑は、良い機会があれば買いたいと思っていますが、 もうすでに忙しくて大変なので、畑よりは葡萄を買いたいです」とポリーヌは話していました。

  

ワイン造りについて
シャルル ペール エ フィーユでは現在、新たな醸造所を建設しています。
上 の写真の広いスペースにはステンレスタンクを入れる予定です。
地下セラー は一度綺麗にして敷石も入れ替えたため、カビはついていませんでした。
樽 は様々な年代のものを使っており、形状や大きさも様々でした。
中でも目を 引くのが、シャルル ペール エ フィーユを特徴づけるアンフォラ型の樽「メ ニール(Menhil)です。
白ワイン用は 500L、赤ワイン用は 500L の他に、 420L、320L のサイズもあります。
「この樽を使用しているのは私たちだけではありませんが、それほど多くは ありません。
この樽のトネリエは兄弟で、小さいものがダミン、大きい方が ビヨンという会社のものです。
メニールは通常の樽とは異なり、ワインが自 然対流することでバトナージュのような効果が得られます。
これによって、 赤ワインはしなやかなタンニンとなり、白ワインではバターのような風味が 感じられるようになります」
とポリーヌは話してくれました。
ワイン造りは伝統的な方法で行います。葡萄は手作業で収穫した後、選果 テーブルで選別し、除梗します。
数年前から試験的に全房発酵も行っていま す。発酵は 10〜15 日間、手でピジャージュし、空気圧プレスで圧搾します。
熟成は樽で行い、ボトリングの前まで澱と一緒に寝かせます。ボトリングの タイミングはテイスティングして決めています。
ポリーヌが造るワインは、 厳しさのないフードフレンドリーな味わいで、現地レストランでも食事と楽 しむことでさらに良さが引き立ちました。
高級産地のイメージがついて回る ブルゴーニュですが、彼女のワインは肩肘張らずに食事と共に楽しみたくな るという点も魅力のひとつです。


FCー927 2021 Beaune Rouge Premier Cru Les Boucherottese
ボーヌ ルージュ プルミエ クリュ レ ブシュロット 750ml  
《赤》【フルボディ】
<Alc. 13.0 %>
<蝋キャップ>
国/地域等:フランス/ブルゴーニュ/A.O.C.ボーヌ プルミエ クリュ
葡萄品種:ピノ ノワール 100%
熟成:フレンチオーク樽で 12 ヶ月

軽く砂糖漬けにしたブラックベリーやブルーベリー、カシスなど黒い果実のアロマがありま す。
とても繊細で洗練された口当たり、樽の要素と果実味がうまく馴染んでいます。
年間生 産量は約 1,400 本です。
手摘みで収穫した葡萄はセラーに運び、選果テーブルで丁寧に選別 します。
葡萄は 100%除梗します。発酵はタンクで 15 日間行います。
熟成はフレンチオー ク樽で約 12 ヶ月行います。

                 10,780円(本体価格9,800円)





FC−926 2021 Volnay Premier Cru Les Fremiets
ヴォルネイ プルミエ クリュ レ フルミエ 750ml  
《赤》【フルボディ】
<Alc. 13.0 %>
<蝋キャップ>
国/地域等:フランス/ブルゴーニュ/A.O.C.ヴォルネイ プルミエ クリュ
葡萄品種:ピノ ノワール 100%
熟成:フレンチオーク樽で 12 ヶ月

スミレやチェリーの美しいアロマがあります。
口に含むと素晴らしく美しいアタック、シル キーでしなやかなタンニンがあり、長い余韻が続きます。
年間生産量は約 3,000 本です。
発 酵は28度に温度コントロールしながらコンクリートタンクで15日間(全体の30%は全房) 行います。
発酵期間中、朝と夜に 1 回ずつ、ピジャージュ、ルモンタージュを行います。
清澄せず、軽くフィルターをかけてボトリングします。

                13,200円(本体価格12,000円)







FC−928 2021 Pommard
ポマール 750ml  
《赤》【フルボディ】
<Alc. 13.0 %>
<蝋キャップ>
国/地域等:フランス/ブルゴーニュ/A.O.C.ポマール
葡萄品種:ピノ ノワール 100%
熟成:フレンチオーク樽で 12 ヶ月

ブラックベリー、ブルーベリー、レッドカラントを思わせるアロマがあります。
口に含むと 力強くしっかりとしたタンニンと骨格がありながら、エレガントさも兼ね備えています。
年間生産量は約 6,000 本です。
発酵は 28 度に温度コントロールしながらコンクリートタンク で 15 日間(全体の 20%は全房)行います。
発酵期間中、朝と夜に 1 回ずつ、ピジャージュ、 ルモンタージュを行います。
熟成後は清澄せず、軽くフィルターをかけてボトリングします。

                  10,780円(本体価格9,800円)




FC−722 2020 Gevrey Chambertin
ジュヴレ シャンベルタン 750ml  
《赤》【フルボディ】
<Alc. 12.5 %>
<蝋キャップ>
国/地域等:フランス/ブルゴーニュ/A.O.C.ジュヴレ シャンベルタン
葡萄品種:ピノ ノワール 100%
熟成:フレンチオーク樽で 12 ヶ月

濃い赤色、イチゴやリコリスのアロマがあります。
口に含むとたっぷりとして力強く、リッ チなボディが感じられます。
発酵は 28 度に温度コントロールしながらコンクリートタンク で 15 日間(全体の 20%は全房)行います。
発酵期間中、朝と夜に 1 回ずつ、ピジャージュ、 ルモンタージュを行います。
熟成は 228L のフレンチオーク樽で 12 ヶ月行います。
熟成後 は清澄せず、軽くフィルターをかけてボトリングします。

                  13,200円(本体価格12,000円)








FC−434 2018 Bourgogne Hautes Côtes de Beaune Cuvée du Menhir 
ブルゴーニュ オート コート ド ボーヌ ルージュ キュヴェ デュ メニール 750ml  
《赤》【フルボディ】
等級:A.O.C.
葡萄品種:ピノ ノワール
熟成:フレンチオークの樽で12ヶ月

特別な樽?メニール(メンヒル)”で熟成させたキュヴェです。
紫を帯 びた赤色。チェリーやカシスのコンフィ(シロップ漬け)やリコリス の甘いアロマが感じられます。
口当たりは力強さがありながらエレガ ントで、樽の心地よいニュアンスが感じられます。
仔羊や鴨の胸肉な どの肉類との相性は抜群です。
発酵はタンクで 15 日間(全体の約 35% は全房)行い、熟成は上部が狭い特注のフレンチオーク樽(320L)で 12 ヶ月行います。
年間生産量は約 5,000 本です。
暖かい 2018VT のワ インですが、アルコール度数は 13%で、味わいのバランスが取れてい ます。

                          5,280円(本体価格4,800円)






FC−695 2021 Bourgogne Hautes Côtes de Beaune Rouge Beauregard
ブルゴーニュ オート コート ド ボーヌ ルージュ ボールガール 750ml  
《赤》【フルボディ】
等級:A.O.C.
葡萄品種:ピノ ノワール
熟成:フレンチオークの樽で12ヶ月

平均樹齢 30 年の葡萄を使用しています。スミレ色を帯びた赤紫色、
キイチゴやチェリーのチャーミングなアロマが広がります。
上品な 口当たりで非常にバランスのよいワインに仕上がっています。
生産 者は、「フレッシュな赤い果実のアロマがいくつも感じられるワイ ンです。しなやかさと繊細さを併せ持っています。
若いうちに、ロ ーストポークや軽めのチーズと一緒に、果実味豊かなうちに飲んで いただきたいです」と話します。
畑で選別しながら手摘みで収穫し、 さらにセラーに運んだ後、振動式の選果テーブルで丁寧に選別しま す。
発酵は天然酵母を用い、28 度にコントロールしながらコンク リートタンクで 15 日間(全体の 35%は全房)行います。
発酵期間 中、朝と夜に 1 回ずつ、ピジャージュ、ルモンタージュを行います。
熟成は 228L のフレンチオーク樽で 12 ヶ月行 います。
熟成後は清澄せず、軽くフィルターをかけてボトリングします。

                        4,400円(本体価格4,000円)





FC−719 2021 Coteaux Bourguignons Rouge
コトー ブルギニョン ルージュ 750ml  
《赤》【ミディアムボディ】
等級:A.O.C.
葡萄品種:ガメイ60%、ピノ ノワール40%
熟成:全体の60%をフレンチオーク樽(新樽100%)で熟成

ガメイを主体にピノ ノワールをブレンドして造るコトー ブルギニョンです。
ブルゴーニュワインの価格高騰が 目を引く中で、気軽に楽しむことが出来るのもこのワインの魅力です。
紫がかった赤色、カシスやフランボワーズ、 グロゼイユなど黒や赤の果実のアロマが広がります。
豊かな果実味に溢れ、非常に調和のとれたフルーティなワイ ンです。
手摘みで収穫した葡萄はセラーに運び、選果テーブルで丁寧に選別します。
発酵はコンクリートタンクで 15 日間(全体の約 35%は全房発酵)行います。
タンクとフレンチオーク樽で熟成させます。
比率はヴィンテージに より異なります。

                      3,300円(本体価格3,000円)