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JUNKO ARAI SELECTS / AMZ LE VIN NATUREL COLLECTION
JOSETTE ET MICHEL
ジョセット・エ・ミッシェル
MONT-ROC / ROUSSILLON
ネゴシアン(買いブドウ)、自生酵母、SO2無添加または極少量添加(1mg/L)、無清澄、無濾過
フランス南西地方トウ―ルーズ(Toulouse)から山に登った所にモン・ロック(MONT-ROC)と言う小さな村があります。
そこに2022年から始めたネゴシアン、ジョセット・エ・ミッシェル(JOSETTE & MICHEL)。
今年の1月のモンペリエ(Montpellier)のサロンで出会いましたが、ワインは吃驚する程、光っておりました。
フィリップ・エソム氏(PHILIPPE ESSOME)、通称フィフィ(FIFI)、1968年5月10日ディジョンで生まれました。
お父様はアフリカ人、お母様はフランス人で、ディジョン(Dijon)で事務仕事をしておりました。
21歳の時にアメリカに渡り、6ヶ月だけレストランやビストロで働き、一度フランスに戻りましたが、
退屈なフランスよりアクティブな町が忘れられず、またニューヨークに行きました。
最初はワインに余り興味がなかったのですが、ローラン・サイヤール(Laurent Saillard)のNYのレストランで2003ナチュラルワインに出会い、衝撃を受けます。
今、そのLaurentはロワールでワイン造りをしており、ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ(Domaine des Bois Lucas)の醸造所を購入してワイン造りをしております。
フィフィはフランス人、こんな美味しいワインがフランスにあるなら、フランス人の自分がNYに紹介しよう!と、輸入会社を立ち上げます。
2008〜2020年長い間、美味しいナチュラルワインをアメリカに紹介しておりましたが、コロナによって色んな状況が変わり、前から夢だった自分のワインを造る事を決意。
そしてアメリカを去り、フランスでワイナリーを始める事にしました。
奥様のジョアンヌ(Jeanne Caron)は1981年5月27日同じディジョン生まれ、お父様は音楽の先生、お母様はフランス語の先生と、ワインとは全く関係のない家庭に生まれました。
18歳の時にパリに登り、食と健康に興味があるので、ホメオパシー関連や自然食品のお店に勤めておりました。
実は彼女のお父様とフィフィがお友達で、昔から時々連絡をとっており、観光でアメリカに時々行きフィフィと会っておりました。
彼女自身もブルゴーニュ生まれなのでワインは小さい頃から身近な物でした。
フィフィからフランスに戻ってワイナリーを始めたい!との計画に聞き、そのタイミングで結婚して2人でワイン造りをする事を決意。
コロナで人生が変わった人は沢山いますが、彼らもその中の1人です。
どこでワインを造るか? 彼らは最初からネゴシアンを始めると決めていたので、場所にはそれ程、拘りはありませんでした。
それより、2人共、再婚で、お互いの子供達の学校に関係でアルビ(ALBI)に近い所がBestだったので、それが優先。
そして畑もある所と言う順序で、この場所にたどり着いたのです。
畑を買って、理想通りのワインをマサール・セレクション(Massal selection)で造りたかったので、植樹から始めます。
500mの標高の畑に0.20haのCheninを2023年春に植え、来年は0.50haの白、0.50haの赤を植える予定です。
今は植樹したてですから、しばらくは買い葡萄だけの醸造ですが、こうやってゼロから2022年に2人で始めたのです。
その最初のリリースのワインをご縁がありました。
フィフィを見ていると昔の私を見ているようで、やっぱり応援したくなります。
どこでワインを造るか? 彼らは最初からネゴシアンを始めると決めていたので、場所にはそれ程、拘りはありませんでした。
それより、2人共、再婚で、お互いの子供達の学校に関係でアルビ(ALBI)に近い所がBestだったので、それが優先。
そして畑もある所と言う順序で、この場所にたどり着いたのです。
畑を買って、理想通りのワインをマサール・セレクション(Massal selection)で造りたかったので、植樹から始めます。
500mの標高の畑に0.20haのCheninを2023年春に植え、来年は0.50haの白、0.50haの赤を植える予定です。
今は植樹したてですから、しばらくは買い葡萄だけの醸造ですが、こうやってゼロから2022年に2人で始めたのです。
その最初のリリースのワインをご縁がありました。フィフィを見ていると昔の私を見ているようで、やっぱり応援したくなります。
(2023.5.7 第1回目訪問 新井順子)
2022 TOUS LES DEUX SUR LE PRESSOIR
トゥー レ ドゥ シュル ル プレソワ 750ml
《赤》【フルボディ】
キュヴェ名 : トゥー・レ・ドゥ・シュル・ル・プレソワ
キュヴェ名由来 : 愛についての詩の一節
初出荷のVT : 2022
今回出荷のVT : 2022
*ラベルに生産年無記載ですがロット番号で年代を識別できます。
年代識別Lot No.L22022C(=2022年産)末尾のA〜Dはキュヴェ毎に異なります。
年産数 : 1,150本
格付 : VIN DE FRANCE / ROUGE
品種 : Grenache noir
100%
リューディ名 : Montesquieu
栽培面積 : 1,5ha
畑向き : 北向き
土壌 : 花崗岩質砂
畑標高 : 30m
平均樹齢(2023年時) : 35年
剪定法 : コルドン・ロワイヤ式
密植度 : 5500本/ha
平均収量 : 35hl/ha
収穫 : 手摘み
農法 : BIOLOGIQUE
BIO認証 : Ecocert (ラベル無記載)
醸造 : マセラシオン・カルボニック
除梗 : 30%
発酵タンク : ファイバータンク
低温浸漬 : 8 日間マセラシオン
マロ発酵 : 有
発酵期間 : 12日間
発酵温度 : 最大28度
酵母 : 自生酵母
熟成タンク : 古樽
新樽比 : 0%
熟成期間 : 8ヵ月
フィルター : 無
SO2(亜硫酸)添加量 : 1mgL (移替時)
遊離型亜硫酸(分析表値) : 4mg/L以下
総亜硫酸(分析表値) : 18mg/L(天然含有)
コラージュ(清澄) : 無
瓶詰日 : 2023年6月7日
新井順子氏評 :
これもルーションの大御所ジャン・フランソワ・ニック(Jean-Francois
Nicq)氏関係で購入出来たBioのグルナッシュ100%、30%エグラッペ(除梗)して8日間漬込みます。
しばらくステンレスタンクで発酵しておりましたが、去年12月に樽に移し替えました。その時に1mg/LだけSO2を添加しました。