ワインショップ飛附屋トップフランスワイン・南西地方ドメーヌ・イラリア

【Domaine Ilarria:ドメーヌ イラリア】

ディケムの次に最高級にランクされた名門ワイナリー&「世界の100ワイン」に選ばれたパーカー5つ星生産者で修行した                                          

イルレギーの貴重な独立生産者

DOMAINE ILARRIA

                                                             ドメーヌ・イラリア>

ドメーヌ・イラリアについて
オーナーはAOCイルレギーで最も優れた独立生産者の一人、ペイオ・エスピルPeio Espil。何世紀にも亘り受け継がれる家族経営のドメーヌ。ペイオはこの地方の多くの人と同様、家族や友人とバスク語で話す。ペイオは、1855年のソーテルヌの格付けで、ディケムの次に最高級にランクされた名門ワイナリー、ラ・トゥール・ブランシュLa Tour Blancheや、パーカー5つ星生産者で「世界の100ワイン」に選ばれたジュラソンのドメーヌ・コアペDomaine Cauhapeで研鑽を積んだ後、1988年にドメーヌを引き継いだ。ドメーヌの建物には桶とバリックで覆われた醸造所がある。

イルレギーについて
イルレギーのあるフランスの南西、バスク地方は大西洋岸からスペインの国境線ピレネー山脈に向かう高地。イルレギーは丘の斜面に段状に並ぶ、フランスで最も山間部に位置する畑だと言われている。春は雨が降るが穏やかな気候で、夏は暑く乾燥する。秋は暖かく良く晴れる。
昔からカトリック信者の巡礼地でもある。特にルルドは聖母マリアに導かれ、泉が湧き出す奇跡を賜った土地として今なお巡礼者が後を立たない。その巡礼の道がルルドにワインをもたらした。18世紀に今のイルレギーの墓地にある場所に住んでいた修道僧たちがぶどう樹を植え、ワイン造りを始めた。修道僧の子孫達もその文化を継承し、1970年にAOCを取得するに至った。今日イルレギーでは、200 haの約15の村にブドウ畑が広がる。協同組合Cave cooperativeがワイン生産の85%を管理しており、独立ドメーヌは貴重な存在。フランス国外に出回るのは僅か10%。



2009 Ilouélguy Cuvée Bixiontxo

イルレギー キュヴェ ビシンショ 750ml  
《赤》【フルボディ】生産者:ドメーヌ イラリア
葡萄品種:
タナ40%、カベルネ・フラン38%、カベルネ・ソーヴィニョン22

最良年に限り造られるドメーヌのプレスティージュ・キュヴェ。2004年ヴィンテージから生産されておらず、2009年物は5年ぶりのリリースとなる。
過去10年で造られたのは、2003、2004、2009年のみ。年によっては、ブドウ状態が良くても、主に花ぶるいや結実不良により十分な収量が確保できずにビシンショを造れなかった年もある。
2009年はこのキュヴェにとって最良の年だった。上手く開花し、天候に恵まれブドウが良く熟し収量も問題なかった。暖かく、降雨量はやや少なかったものの、ブドウにストレスを与えるほどではなかった。
また雹の被害も受けずに、非常に良い条件の元収穫が可能となったため、ビシンショを造るに至った。
ワインの名前の“ビシンショ”はバスク語で聖ヴァンサンの意味。イルレギーの守聖人でもある。
1.5 haの畑から造られる。平均樹齢は20年。植樹比率は5,000本/ha。平均収量は22hl/ha。ステンレス・タンクにて28-30度で発酵。
ステンレス・タンクで12ヶ月、古樽100%で18ヶ月間シュール・リーで熟成。2009年物の生産本数は4,500本。赤身肉や鴨肉、煮込料理やジビエに合う。15〜20年熟成可能。

                                6,270円(本体価格5,700円)

<ワイン・アドヴォケイト掲載のコメント>
2006イルレギー 89点(2009年8月184号掲載)
ペイオ・エスピルのドメーヌ・イラリアはバスクのアペラッションで名声のある造り手。イルレギー2006年物はタナ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョンから造られている(通常はタナの比率がもっと高い)。
タルトやチェリー、ローズ・ヒップ、炒ったヒッコリーの香り。カベルネ・フランがアッサンブラージュされたワインとしては意外性のある、温室の花や葉のような香りがほのかに漂う。イルレギーの他のワインよりも親しみやすい。
2006年物は濡れた石、鉛筆の鉛、削った金属のような素晴らしいフィニッシュ。少なくとも4~5年はおいしくい飲めるだろう。

<ワイン・スペクテーター掲載のコメント>
2004イルレギー 87点(2007年掲載)
プラムのような深みのある赤。ビターチョコレートやタバコのような香りがある。フィニッシュは力強いタンニンがあるがバランスが取れている。タナ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョンから造られる。今から2010年までが飲み頃。







2010 Ilouélguy Rouge
イルレギー ルージュ 750ml  
《赤》【フルボディ】生産者:ドメーヌ イラリア
品種:タナ35%、カベルネ・ソーヴィニョン40%、カベルネ・フラン25%

8haの畑から造られる。平均樹齢は20年。植樹比率は4,500本/ha。平均収量は30hl/ha。
ステンレス・タンクにて28-30度で発酵。ステンレス・タンク、次いで古樽100%のバリックに移し、シュール・リーで20ヶ月熟成(バリック熟成は12ヶ月)。
無濾過で瓶詰め。2010年物の生産本数は20,000本。
濃い赤色でブラックチェリーやカシス、ラズベリーのニュアンスを持つ。ブラック・フルーツやローズ・ヒップ・ティーの香り。ミディアム〜フルボディー。スグリや赤い果実のノートが広がる。
僅かに甘草やスモークが感じられ、フィニッシュは程よいタンニンがある。赤身肉や鴨肉、羊のチーズに合う。


          4,104円(本体価格3,800円)

ごめんなさい、只今品切れ中(2015年2月15日)です。次回入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。






2011 Ilouélguy Blanc
イルレギー ブラン 750ml  
《白》【辛口】生産者:ドメーヌ イラリア
品種:プティ・クルビュ60%、プティ・マンサン:40%

2haの畑から造られる。平均樹齢は10年。植樹比率は5,000本/ha。平均収量は20hl/ha。
スキン・コンタクト(白ワインの製法で赤ワインの醸しと同じ)を行い、ステンレス・タンクと木樽にて18-19度でマロラクティック発酵を行う。
ステンレス・タンクにて10ヶ月間シュール・リーで熟成。軽く濾過して瓶詰め。
2011年物の生産本数は4,000本。魚介類や白身肉、軽めのソース、チーズと相性が良い。

         4,950円(本体価格4,500円)



ごめんなさい、只今品切れ中(2021年4月24日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。






2011 Ilouélguy Rose
イルレギー ロゼ 750ml  
《ロゼ》【辛口】生産者:ドメーヌ イラリア

品種:タナ70%、カベルネ・フラン30%

1.5haの畑で平均樹齢30年のブドウ樹から造られる。植樹比率は4,000本/ha。平均収量は30hl/ha。
ステンレス・タンクにて18-19度でマロラクティック発酵。その後シュール・リーの状態でステンレス・タンクにて熟成。軽く濾過して瓶詰め。
2011年物の生産本数は6,000本。魚や白身肉、シャルキュトリー、網焼きステーキと合う。

        3,456円(本体価格3,200円)


ごめんなさい、只今品切れ中(2019年8月24日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。



「ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2013年版」掲載のコメント

イルレギーの村の中心に位置するこのドメーヌは、ペイオ・エスピルがオーナー。何世紀にも亘り受け継がれてきた家族経営のドメーヌ。10 haの畑と、歴史ある美しい建物に樽が置かれた醸造所がある。テロワールと土着品種の表現にこだわり、有機栽培を実施している。肉付きが良く、深みがあり、高いレベルの品質の良いワイン。熟成は非常に洗練されており、このアペラッションで最高のワインの1つ。

イルレギー赤2010はまっすぐな心地よい果実実を感じる。緊張感のある繊細な香り。タンニンが広がるのびやかなワイン。キュヴェ・サン・スーフルはより力強く独創的。2009年物は、フルーツジャムのような香りだが素晴らしいマティエールを持つ。白を試飲できなかったことが残念。

 

2010イルレギー 赤 15.5/20

2009イルレギー “ビシンショ” 15/20

2010イルレギー “サン・スーフル” 16/20

 

畑について
ドメーヌ・イラリアは、スペインとの国境から僅か10kmの小さな村の荒れ野に30 haの土地を所有し、内10 haがブドウ畑となっている。
一般的にイルレギーの土壌は赤色砂岩だが、ドメーヌ・イラリアの土壌は片岩質で石灰岩質土壌。畑の傾斜は60度と険しい。
8 haで黒ブドウのタナ45%、カベルネ・フラン35%、カベルネ・ソーヴィニョン20%を栽培。残りの2ヘクタールで白ブドウのプティ・マンサン、クルビュ※を栽培している。
赤ワインは主にタナとカベルネ・フランから造られ、カベルネ・ソーヴィニョンをブレンドすることもある。

※土着品種について
・プティ・マンサン:南西地方ジュラソンの土着品種。ほぼこの地方でしか栽培されていない。粒が小さく乾燥が早い。甘口ワインに適していると言われる。
・クルビュ:ピレネー地方原産と言われる。マスカット色の果皮を持つ。単位収穫量が少ないため、単一でワインを造ることは少なく、プティ・マンサンやグロ・マンサンとのブレンドに用いられる。レモンやハチミツの香りを持った、こくのあるワインを造る。


栽培・醸造について
岩が多く乏しい土壌のため、ブドウ栽培に適している。植樹比率は5,000本/haで、平均収量は20〜40hl/ha。海に近いため1年を通して温かい南風が吹き、特にブドウが熟す時期には最適な気候と言える。
イラリアでは有機栽培を実施している(Ecocert承認済)。肥料は堆肥を使用している。
病気への対策としては、必要に応じて硫黄やボルドー液を使用。近年有機栽培が流行しているからではなく、天然酵母の活性化につながると考えているため、1991年から転換を始めた。
当時ドメーヌは拡張期であったため、全ての化学物質、とりわけ除草のための科学物質を放棄するという境界線を越えることができずにいた。しかしながら、2000年に全ての除草が機械で行われるようになり、この境界を越えることができた。
行政的に有機ワインという名称を使用するためには3年間の転換期間を遵守しなければならず、2002年の収穫より有機栽培を名乗ることが許されている。約20年かけてようやくブドウ栽培と植樹について必要と思われる投資を終えたのだ。
現在は、土着品種のマッサル・セレクション(マス選抜)でいくつかの植樹を試みている。
2013年現在、南フランスの苗木家と協力し、1 haでタナとカベルネの研究を行っている。苗木家が健康な樹を選び、植樹のために改良をしていく。
2015年春に本格的な植樹を目指している。同時に醸造所での研究も進めており、人工的に手を加えることは出来る限り避けている。
つまり、培養酵母や細菌は使用せず、補糖や除酸も決して行わない。醸造の際に亜硫酸の添加も最低限に抑えている。亜硫酸を全く添加しないキュヴェを造ることにも成功した。
ブドウの平均樹齢は10~30年で45年に及ぶものもある。収穫は手摘みで行われ、低温発酵、ステンレス・タンクまたはバリックで熟成。濾過は必要な場合にのみ行う。