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【Domaine de Joÿ:ドメーヌ ド ジョイ(ロラン ジェスレール家)】



コロンバール種は南向きで日当たりがよい立地
ドメーヌ ジョイのこ生が発揮

畑はピレネー山脈を臨む丘陵地帯の斜面にあり、主に節介と粘土質土壌です。
南向きの斜面の畑をスティルワイン用に使用します。
コロンバールは南向きで日当たりがよいと特殊性が発揮され、それがドメーヌ ジョイのワインの個性に繋がります。
@太陽によってユニークなフレーバーが生まれる。
A斜面で水はけがよい条件と、温度差が平地より大きいため、よりアロマテックになる。
B収穫は他のワイナリーよりもいつも遅く摘み取り、より集約度の高い葡萄にする努力をする。
平地の畑の葡萄は主にアルマニヤック用に使われます。
砂室と粘土で土は深く、アルマニヤック二は理想的な高い酸が生成されるからです。





リュット レゾネに限りなく近い栽培
@樹と樹の間の掘り返しを年に2回行い、畝1列おきに草を残して斜面の土崩れ防止や過度な水分の物理的競合をはかります。
  また、時々刈る草は土壌の通気性をもたらし、自然の肥料にもなります。
A10年前から、リュット レゾネの考えで耕作しています。(認証は取っていません)
  雨も多く高い湿度や悪天候に見舞われる地域であるため、畑に何か問題が起きて対処が必要な場合、最低限の農薬で対応します。
また、この地域は樹の病気が多く、樹齢の古い樹を残しておくことが難しく、煩雑な植え替えが必要です。
ドメーヌ ジョイでは、最も樹齢が古い樹が40年、平均は25年です。









機械による迅速な収穫
グリーンハーベストで収穫をあらかじめ減らしておく。
収穫のポイントは、ケルヴィンが葡萄を食べて歩き回る。→次に葡萄を集め、分析を行う。
収穫は通常9月中旬から始まり1ヶ月続きます。
他の生産者よりも遅くスタートさせますが、それはより高い集約生を目指しているためです。
収穫は機械で行います。(オプティカル セレクション=悪い葡萄を取り除く)
葡萄の温度が高くなること、また酸化を防ぐため、午前4時に収穫を始め、遅くても午前10時にはその日の収穫を終えます。
収穫は品種別・区画別に行い発酵も別々に行います。
葡萄が一番良い状態であることが重要であり、また様々な人為的な技術はあくまでも“自然”に適合し
支えるもので、その逆(技術が先)であってはならないと考えています。





集約した葡萄と長いマセラシオン。一般的なガスコーニュよりも集約度の高さがドメーヌ ジョイの個性
10時までに収穫が終わった武道は、何も加えずに7〜8度で10時間マセラシオンを行います。
→その日の夜中にプレスを終了する。ジュースは6度まで下げ、48〜60時間澱下げをします。
→(A)上澄みクリアジュースを区画別、品種別に発酵。
 (B)沈殿部分は別タンクに集め、さらに長期間マセラシオンをしながら数日間保存する。その後、発酵をさせる。
  これは特にコロンバールの扱い方で、定温にして発酵させずに長いマセラシオンで、マストの成分を豊富に抽出できると考えているからです。
→(A)と(B)は発酵後、6〜7週間シュール リを行います。
→12月末にブレンドをします。上級クラス(en vie de joy)にはベストな区画のタンクを選んで造ります。
→フィルターは3回通します。 
 1.パウダー状のもの(味に影響を与えない)
 2.それより細かいもの
 3.直前に大きな異物を取り除く目的のフィルター
→ボトリングはフレッシュさを大切にするため年間通して必要に応じて行います。
 他のガスコーニュは1年以内に飲まれるべきだが、自分たちのワインは、より集約度が高く、レ クラは2年以内に飲んで頂ければよい。

世代交代と25年間変わらないエノロジストの存在
これまでドメーヌを担ってきたオリヴィエとロランから、2016年2月にケヴィン(オリヴィエの息子・24歳・写真右)、
ガエル(ロランの息子・32歳・写真左)、ヴァネッサ(ロランの娘・28歳・写真中央)が4世代目としてドメーヌを引き継ぎました。
ケヴィンはワイン醸造を担当し2015年う゛ぃんtr−じから手がけています。
同時に国内市場の営業も担当しています。
ガエルは輸出担当、ワイン造りも一部関わっています。
ヴァネッサはマーケティング、経理など全てのオフィスワークを担当しています。
また、マーク ラリー(56歳)、アルマニヤック出身のエノロジストの存在も大きいです。
ドメーヌ ジョイの他にも数件でエノロジストを行う優秀な人物です。
ドメーヌ ジョウでは25年間エノロジストとしてワイン造りに関わっています。
収穫時には1日に数回訪問して各区画やタンク別のワインを注意深くチェックします。
家族のみでは客観的なビジョンを持つことが難しいことも多く、マークのような外からの目で異なるアプローチをすることは重要であり必要だと考えています。








ドメーヌ ド ジョイの個性が発揮された集約度の高いガスコーニュ
F−431 2018 Vin de Pays des Côtes Gascogne
ヴァン ド ペイ デ コート ド ガスコーニュ 750ml 
《白》【辛口】生産者:ロラン ジェスレール家
葡萄園面積:44ha 
葡萄品種:コロンバール(50%)、ユニ・ブラン(26%)、グロ・マンサン(25%),
       

コロンバ-ルは果実実、ユニ・ブランは酸味、グロ マンサンはコクを出すために使われています。
この生産者の最もベーシックで重要なアイテムで、コロンバールの品種の特徴が生きてフルーティーでエレガントなワインです。
マストの醸し、低温での発酵、澱との撹拌、最適な保管が、ワインを素晴らしいものとしています。
緑を帯びた黄色、レモンのように清々しい果実実があり新鮮ではつらつとしたワインです。
ロバ−ト パ−カ−Jr.「ワインバイヤ−ズガイド」で4つ星が付けられ、「最も成功し、味わいにも価格にも満足のいく辛口白ワインの生産者」のひとつに挙げられています。

                 1,430円(本体価格1,300円)
 

F−431は、只今品切れ中(2021年1月17日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。






良い区画からの葡萄を選別して造るセレクション キュヴェ
FC−60 2015 Côtes de Gascogne Envie de Joÿ
コート ド ガスコーニュ アンヴィ ド ジョイ 750ml  
《白》【辛口】
生産者:ロラン ジェスレール家
葡萄品種:コロンバール、グロ マンサン、ユニ ブラン

良い区画からのセレクションによるキュヴェです。
収穫は葡萄の温度が上がらないよう、気温の低い早朝から午前10時頃までに行います。
収穫した葡萄は7〜8度で定温マセラシオンを行い、除梗してプレスします。
グリーンが借った淡い黄色。
グレープフルーツやレモンを思わせる柑橘類のアロマにライチのエキゾチックな要素が混じっています。
口に含むと非常にスムーズでまるみがあります。

                1,760円(本体価格1,600円)