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【Eric Bouletin:エリック ブルタン】

36歳のエリック ブルタンは、ヴァケラス育ちで、しかも畑育ち。ですが少し他の南ローヌの生産者達とは性質を異にします。彼はワイン生産者でありながら、絵を描き、クラシック音楽を聴き、写真を撮り、詩を書きます。自然をこよなく愛する暖かく繊細な感覚の持ち主です。ワインは自分の情熱でほんの少し造り始めたので、A.O.C.に申請する必要もないのでV.d.T.にしました。最初は無地ラベルでも良いと思っていたそうです。`98年に1樽300本から始めました。樽のあるセラーは、母の家のダイニングの奥の部屋です。葡萄栽培には、除草剤や化学肥料は使用しません。肥料は、葡萄粕から造られる堆肥を使用しています。除草は鍬を使い、手で行います。粘土石灰質の土壌が押しつぶされ固まって葡萄の根を押さえつけるのを防ぐ為、定期的に土を掘り起こしています。剪定は厳しく行います。グリーンハーベストは7月頃行います。光合成の効用を考え、葉先がのびて仕事のじゃまになる夏の時期になっても、あまり葉は切りません。ブルタンは、「飲むことを夢に見るくらいの宝物を造りたい」と言います。A.O.C.ヴァケラスの名前やブランドで売りたいのでじゃなく、エリック ブルタンが自分の家の「庭」で造ったワインであることの方が大事だと考えています。だからあえて少量で、しかもヴァン ド ターブル表示。ワインは「ここで昔から生きる人間とテロワールが造り出すシークレット・アルケミ(秘密の錬金術)だ。」ただし、「自然の役割が90%で、残り10%だけが人間の仕事である。」というのが彼の考え方です。


FA-960 2003 Vin de Table Roucas Toumba

ヴァン ド ターブル ルウカス トゥンバ 750ml
《赤》【フルボディ】生産者:エリック ブルタン
葡萄品種:グルナッシュ、シラー、ヴィオニエ、ブールブーラン
葡萄園面積:16ha

`03年ヴィンテージでは、白の品種も混ぜて造られました。36歳のエリック・ブルタンがたった一人で造り上げています。生産量は`03年で3,400本です。ヴィンテージ表示はラベルにはなく、コルクに表示されています。収穫する畑の内、収穫直前に試食をして、質、香り、糖度、果実味、タンニン、柔らかさなどの天で一番気に入った区画から採れる葡萄をルウカス トゥンバに回し、残りは協同組合へ販売してしまいます。収穫量は、年によっても異なりますが、おおよそグルナッシュで30hl/ha、シラーは25hl/haです。葡萄の平均樹齢はグルナッシュ80年、シラー7年。シラーの若さは、収穫量を減らすことでカバーしています。シラーの区画は2つ。そのうち1区画内には、ビオニエとブールブーランが、数パーセント混植されています。`03年ヴィンテージでは、これら白の品種も混ぜて醸造が行われました。手作業での収穫は、葡萄をつぶさない為に、かごを使って行っています。`03年は50%のみ除梗しました。ルモンタージュはワインを押しつぶさないようにバケツで行っています。`03年は一部、ポンプ作業も取り入れました。発酵はステンレスタンク、熟成はバトナージュを行いながらシュール リ状態で、225リットルの木樽で行います。バトナージュすることによって、ワインにふくよかさやまろみが出てきます。熟成期間は年によって異なり、試飲しながら決めています。樽はグルナッシュには古めのもの、シラーには若めの樽を使っています。新樽はありません。2年目からの樽を使用しています。フィルターは通さず、清澄もしません。

                                     5,250円(本体価格5,000円)

                  ◆2005年ヴィンテージは6,300円まで、価格が上昇しています。

FA−960は、只今品切れ中(2011年9月29日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。






FB−305 2005 Vacqueyras Roucas Toumba

ヴァケラス ルウカス トゥンバ 750ml  
《赤》【フルボディ】
生産者:エリック ブルタン
葡萄品種:グルナッシュ、シラー、ヴィオニエ、ブールブーラン
平均樹齢:グルナッシュ80年、シラー7年
葡萄園面積:16ha
熟成:225,500,600Lの樽(1年樽以上)、18ヶ月間

所有する畑のうち、収穫直前に試食をして、質、香り、糖度、果実味、タンニン、柔らかさなどの点で一番気に入った区画から採れる葡萄をルウカス トゥンバにまわし、残りは協同組合に販売してしまいます。
収穫量は、年にもよって異なりますが、おおよそグルナッシュで30hl/ha、シラーは25hl/haです。
シラーの樹齢の若さは収穫量を減らすことでカバーしています。シラーの区画は二つ。そのうち1区画内には、ヴィオニエとブールブーランが、数パーセント混植されています。
手作業での収穫は、葡萄をつぶさないために、かごを使っておこなっています。
ルモンタージュはワインを押しつぶさないように、バケツでおこなっています。
発酵はステンレスタンク、グルナッシュとムールヴェードルは一緒に発酵・熟成をおこないます。
熟成はパトナージュを行いながらシュール リ状態で、225Lや500/600Lの来樽で行います。
パトナージュすることにより、ワインにふくよかさやまろみが出てきます。
熟成期間は平均18ヶ月間で、年によって異なり、試飲しながら決めています。
新樽は使わず1年以上使った物を使用しています。フィルターは通さず、清澄もしません。

                    6,600円(本体価格6,000円)

`05年が「ワイン アドヴォケイト 169」で、91−93点、「ラ ルヴュ ド ヴァン ド フランス」で16点「インターナショナルワインセラー136」で92点。
〜造り手のエリック ブルタンがすべてを正しく行ったことは、この2005年のヴァケラスが証明している。このヴィンテージ最高のヴァケラスの有力候補といえる。濃い紫色でフルボディ。見事なレベルのキルシュのリキュール、ブラックベリー、ロースとしたハーブ、肉汁の香りが集約されていて、ふくよかで、すばらしくバランスのとれたピュアなワインの中に詰まっている。  91−93点 「ワイン アドヴォケイト 169」〜