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ロワールに、2020年のヴィンテージから始めた新しい生産者が誕生しました。
Vivien Pelletier 氏1994年9月12日Tours生まれ、お父様はノルマンディーで農業を営む自然に恵まれた所で育ちました。
その影響もあり、お人柄はとても柔らかく、おっとりコツコツと仕事を真面目なタイプに感じられます。
Toursという大きな町で農業の学校に入りましたが、そこで沢山のロワールのナチュラルワインと出会いました。「ワインを造りたい!」とアンボワーズ(Amboise:フランス中部、アンドル=エ=ロワール県のロワール川沿いにある街)のワインの学校に入学。
そこで1年しっかりと醸造学を学びます。2013年、学生中に無農薬ワイン生産者ルドヴィック・シャンソン(Ludovic Chanson)の所で収穫を手伝い、卒業と同時に2015年にLudoのワイナリーでスタッフとして1年働きました。
その後、色んなワイナリーを手伝い、早くも2018年に独立を決意。しかし、そう簡単には出来ないので、近所のDomaine de la Ponsonniere(非無農薬)で生活の為、半分の時間を働き、半分は自分の畑で働いてワイン造りを始めました。こうやって何も持たない若い醸造家は独立を目指しますが、本当に凄い情熱です。
家はToursの近くのロシュコルボン(Rochecorbon)ですが、畑はそこから北の40分離れたCoteaux du Loir、あのジャニエール(Jasnieres)の近所です。ですから他のワイナリーへの手伝いは近所ですが、自分の畑の仕事をする時は往復1時間半もかかるのです。
2.5haの畑にピノ・ドニス、シュナンブラン、ガメイ、グロロー、カベルネ・フランが植わっており、完全に無農薬。最初は畑を借りておりましたが、今年2023年からその借りていた畑は少し買う事が出来ました。
まだ残りは借りておりますが、少しずつ買う予定です。畑は一つの所に集中してないので、ちょっと複雑ですが、古い樹齢の畑は何と樹齢100年のCHENIN BLANC(0.10ha)も存在しており、畑に行き、吃驚しました。
ピノ・ドニスも今はナチュラルワインの世界で名前が世に出ましたが、それまでこの地では軽く見られ、どんどん引き抜かれていく時代、残ったとても貴重な畑で樹齢55~60年です。
ラッキーな事に2023年、家の近所のヴーヴレ(Vouvray)の畑が0.30ha購入する事が出来ました。なのでこれから造るワインはまた増える事が出来ます。
小さな若い醸造家はこうやって一つ一つ積み重ねて好きなワイン造りを行うのです。
醸造、瓶詰め時一切SO2は使用しない、本当に綺麗なワインを造っております。2018~2019年は前の所有者の畑の管理の関係で、あまり生産量はないので、プライベートのワインを少しだけ醸造、これは売り物ではありません。
そして2020年少し増え、やっと販売となりました。と、言っても少ない生産量ですが(笑)2021年はご存じ、ロワールは殆ど葡萄が駄目でこの年もわずかです。
やっと2022年から生産量が増え、今、醸造所でゆっくり熟成しております。それでもとっても生産量が少ないです。2022年の収穫は9/5と早く始まり9/28に終了。トゥーレーヌ(Touraine)より遅いですね。この2022年から少し大きな醸造所に引っ越しました。
2023年は9/13~10/13と約1ヶ月かかりました。来年用にたった0.10haですが、何と100年のピノ・ド二スの畑が借りられるかもしれません。契約はこれからなので、無事出来る事を祈っております。自分の醸造所もまだまだ直す事だらけです。
畑から遠くに家があるのは、奥様がToursで短期大学の先生をしていらっしゃるからです。その奥様がいらっしゃるので、何とかワイン造りを続けられますね。一日も早く、100%自分のワイナリーだけで独立出来る日はもう直ぐです。
是非応援して下さい。
(第一回目訪問2022年10月10日、第二回目訪問 2023年1月27日、第三回目訪問2023年10月17日 新井順子)
2022 ORIGINE PETILLANT DE CHENIN
オリジン ペティヤン ド シュナン 750ml
《白・微発泡》【辛口】
Pays de la Loire
度数:12.5%
今回出荷のVT: 2022年産ですがヴィンテージは無記載(年代識別Lot No.無)
格付:VIN DE FRANCE
品種:CHENIN BLANC
畑向き:南向き
土壌: 砂質の石灰岩で、下層土は泥灰質
畑標高:115-130m
平均樹齢(2023年時):-年
剪定法:-
密植度:6600本/ha
平均収量:-hl/ha
収穫:手摘収穫
醸造:マセラシオン・クラシック
除梗:ダイレクトプレス
マロ発酵:有
発酵期間:30 日間
発酵温度:20°C
酵母:自生酵母
熟成タンク:-
新樽熟成:無
熟成期間:瓶熟24ヵ月
フィルター:無
SO2添加:添加無
SO2 total:< 10 mg/L(天然含有の為)
コラージュ(清澄):無
ワイン栓:ツイントップコルク(twin top:集積コルクの本体と両端の天然コルクのディスクで構成)
熟成可能年数:- 年
生産者コメントORIGINE (2022) :
南向きの斜面にある古い畑のシュナン。テロワールは砂質の石灰岩で、下層土は泥灰質。ブドウは完熟してから木箱で収穫された。
ブドウは垂直圧搾機で圧搾され、植物的な風味を抽出することなく、優しくゆっくりと圧搾される。
発酵は瓶詰めまでタンクで行われた。発酵は瓶の中で細かい澱の上で完了し、スパークリングワインに仕上げることができた。
セラーで2年間寝かされた後、澱引き。デゴルジュマン時には何も加えずに即座に行われました。このワインはボリュームがあり、まろやかで太い。
今飲んでもいいが、時間が経つにつれてよく熟成する。相性の良い料理:天然牡蠣、カリンのタルト・タタン。
5,775円(本体価格5,250円)
新井順子氏評:
2年熟成したシュナンペチィヤン、とっても美味しいです。400本生産、日本入荷180本。
2023 TERRES CHAUDES Chenin
テール ショード シュナン 750ml
《白》【辛口】度数:2023年産:13%
今回出荷のVT:2023年産ですがヴィンテージは無記載(年代識別Lot No.無)
格付:VIN DE FRANCE
品種:CHENIN BLANC
畑向き:南向き
土壌:粘土・砂質・石灰質
畑標高:115m
平均樹齢(2023年時):65年
剪定法:ギュイヨ・サンプル
密植度:5500本/ha
平均収量:15hl/ha
収穫:手摘収穫
醸造:ダイレクト・プレス
除梗:除梗無
マロ発酵:有
酵母:自生酵母
熟成タンク:ブルゴーニュ樽
新樽熟成:無
熟成期間:16-18 ヵ月
SO2添加:添加無
SO2 total:< 10 mg/L(天然含有の為)
フィルター:無, コラージュ(清澄):無
ワイン栓:ツイントップコルク(twin top:集積コルクの本体と両端の天然コルクのディスクで構成)
熟成可能年数:10 年
特徴 :ドライだがしなやかで、口当たりの良いフルボディのシュナン。長い余韻があり、木やトリュフの香りがする。
その他の特記事項:完熟したブドウから造られるワインで、その真価を発揮するために最大限の敬意を払って醸造。
相性料理:トリュフオムレツ/タコとポルチーニ茸/パイクパーチとブールブラン/ホタテとエシャロット/熟成山羊のチーズ
生産者コメントTerres Chaudes (2023) :
粘土石灰質土壌の樹齢80年の畑のシュナン。
この畑のブドウの房は風通しがよく、美しい黄金色をしており、2023年のような雨の多い年でも素晴らしい熟度に達している。
ブドウはフードで摘まれ、優しくプレスされる。発酵は400リットルの樽で、上質な澱とともに行われる。
少し瓶熟成が必要なパワフルなワインで、寝かせるためのワインのプロファイルを持っている。相性の良い料理:セップを使った料理、熟成した山羊のチーズ。
6,325円(本体価格5,750円)
ごめんなさい、只今品切れ中(2025年6月2日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
新井順子氏評
2023年産: 70~80歳の樹齢のシュナン・ブランを10/6(金)収穫。直ぐにプレスし、225Lの樽1つ、400LのFutが2つで発酵中。
恐らく2年近く樽で熟成すると思いますが、今の段階でも素晴らしい味わいです。
13.5度のアルコール、このVouvrayは実は前の前の借り手はChristien Chassardでした。知らなかったので吃驚しました。
その間の借り手は残念ながらBioではありませんでした。2022年産より先にリリース、4月に瓶詰め予定。
日本入荷360本。<新入荷 >
2023 HAG Assemblage insolite
アッシュ アー ジー アッサンブラージュ アンソリット 750ml
《赤》【フルボディ】
Pays de la Loire
キュヴェ名由来: HAGは3品種のアルファベットの頭文字から。
INSOLITE(アンソリット)とは『奇異な、異様な、突飛な』の意で、Assemblage insoliteとは「一般的ではない変わったアッサンブラージュ(ブレンド)」を現わしています。
度数:11.5%
今回出荷のVT: 2023年産ですがヴィンテージは無記載(年代識別Lot No.無)
格付:VIN DE FRANCE
品種: ヒーブリッド(Hybid)1/3、ピノー・ドニス(PINEAU D’AUNIS )1/3、ガメイ・タンチュリエ1/3
畑向き:-
土壌:粘土・砂質・石灰質
畑標高:115-130m
平均樹齢(2023年時):50年
剪定法:-
密植度:6600本/ha
平均収量:-hl/ha
収穫:手摘収穫
醸造:マセラシオン・クラシック
除梗:100%
マロ発酵:有
発酵期間:30 日間
発酵温度:20°C
酵母:自生酵母
熟成タンク:ブルゴーニュ樽
新樽熟成:無
熟成期間:16-18 ヵ月
フィルター:無
SO2添加:添加無
SO2 total:< 10 mg/L(天然含有の為)
コラージュ(清澄):無
ワイン栓:ツイントップコルク(twin top:集積コルクの本体と両端の天然コルクのディスクで構成)
熟成可能年数:8 年
生産者コメントHAG (2022) :
交配種(イーブリッド)とピノー・ドニスとガメイ・タンチュリエ(Gamay Teinturier de Bouze:タンチュリエとは果肉まで色付いた意で果汁も紫色の黒ブドウで赤果肉の黒果汁、黒果皮、対して一般的なガメイは白果肉で白果汁、黒果皮。
別品種の扱い)のブドウを同時に収穫し、一緒に浸漬した。このブレンドを造るきっかけとなったのは2023年のヴィンテージだった。
マセラシオンは3日間と非常に短く、その後デキュバージュ(decuvage: 醗酵後、でき立てのワインを果皮と種などぶどうの固形物と分ける作業
)し、228リットルの樽で発酵を終えた。
軽やかでバランスの取れたワインで、美しい輝きがある。今飲んでもいいが、セラーで寝かせてもいい。相性の良い料理:海老のフランベ、洋梨のポシェ。
5,775円(本体価格5,250円)
新井順子氏評: 2023年産: ヒーブリッド1/3、ピノドニス1/3、ガメイ1/3、収穫後100%エグラッペで4日間だけマセラシオン、228Lの1樽のみ。
最初はロゼの予定だったが結果赤になりました。ジュラのような味わいです。4月瓶詰め300本生産、120本日本入荷
2022 LA LEGERIE Pineau d´aunis
ラ リジュリー ピノー ドニス 750ml
《赤》【フルボディ】
Pays de la Loire
キュヴェ名由来: LA LEGERIEは畑の名前
度数:2022年産: 13.5%, 2021年産: 12.5%
今回出荷のVT:2022年産ですがヴィンテージは無記載(年代識別Lot No.無)
格付:VIN DE FRANCE
品種:PINEAU D’AUNIS
畑向き:南向き
土壌:粘土・砂質・石灰質
畑標高:115m
平均樹齢(2023年時):65年
剪定法:ギュイヨ・サンプル
密植度:5500本/ha
平均収量:25hl/ha
収穫:手摘収穫
醸造:マセラシオン・クラシック
除梗:100%
マロ発酵:有
発酵期間:30 日間
発酵温度:20°C
酵母:自生酵母
熟成タンク:ブルゴーニュ樽
新樽熟成:無
熟成期間:16-18 ヵ月
フィルター:無
SO2添加:添加無
SO2 total:< 10 mg/L(天然含有の為)
コラージュ(清澄):無
ワイン栓:ツイントップコルク(twin top:集積コルクの本体と両端の天然コルクのディスクで構成)
熟成可能年数:10 年
特徴 :スパイシーでスモーキーな香り。フルボディの味わいで、レザーやブラックペッパーのアロマ。
その他の特記事項:完熟したブドウから造られるワインで、その真価を発揮するために最大限の敬意を払って醸造。
相性料理:ブラッドソーセージ(ブーダンノワール)/仔羊肩肉のコンフィ/仔羊のタジン/鴨胸肉
生産者コメントLA LEGERIE (2022) :
樹齢100年の古木から造られるピノー・ドニス(Pineau d’aunis)。テロワールは粘土と砂質の石灰岩で、石が多い。
ピノー・ドニスは腐敗に非常に敏感であるため、これらのブドウの木は、葉を厳しく取り除くことで成熟させることができ、見事なブドウの房を実らせる。
そのため、シーズン中は細心の注意が必要である。ブドウは木箱を使い完熟した状態で収穫された。
ブドウは完全に除梗する。マセラシオンは4週間続き、数回の櫂入作業のみ。
圧搾後、ワインは上質な澱とともに樽に移され、2年間熟成される。
熟成のポテンシャルを秘めたフルボディのワイン。
相性の良い料理:リブステーキのグリル、鴨の詰め物。
6,325円(本体価格5,750円)
ごめんなさい、只今品切れ中(2025年6月2日)です。次回入荷まで今しばらくお待ち下さいませ。
新井順子氏評:
2022年産:収穫後100%エグラッペ、約1ヶ月マセラシオン後プレス。225Lの樽を2つ、まるでブルゴーニュのような味わいでとても美味しいです。
4月に瓶詰め予定。900本中360本は日本入荷。<新入荷>