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【Domaine Edouard BRYCZEK:ドメーヌ エドゥアール ブリツェック】

ポーランド生まれの彫刻家でもあったジョルジュ・ブリチェック氏は1938年、戦火を逃れるように単身渡仏、ブルゴーニュで生産者としての修行を始め、ドメーヌは1953年に創設されました。ジョルジュ氏は、1983年に引退し、長男のエドゥアール氏に引き継がれ、2003年よりエドゥアール氏の息子であるクリストフ氏が3代目としてドメーヌを引き継ぎました。

ブリチェック家は、バチカンの洗礼を受けており、彼のワインカーヴの中には教会のような装飾が施されています。ジョルジュ氏は、敬虔なキリスト教徒で、ポーランド出身のカロル・ヨゼフ・ヴォイティワ枢機卿が、教皇ヨハネ・パウロU世となられた折り、ポーランド出身の教皇は初めてだったことから、大変誇りに思ったそうです。そこでヨハネ・パウロU世の生まれ年である1920年に植樹された畑を購入し、出来上がったワインを持参し教皇庁に出向き、この畑から出来上がるワインに教皇の名を冠する許可を願い出たのです。こうしてブリチェック最高のキュヴェ「キュヴェ・デュ・パプ・ジャン・ポール2世」は生まれたのです。これは当然ながらバチカンの正式な許可も受けています。

栽培はリュット・レゾネですが、基本的にはビオロジックで有機肥料を使用します。除草剤など科学的な介入は行わず、微生物の活動を活発にするために土を耕すなど基本の仕事をひたすら繰り返すことが大事だといいます。

ビオディナミではボルドー液を多用する傾向にあるので、それとは違うアプローチを模索し続けています。厳密で細やかな剪定と芽掻き作業によって収量を制限しています。(ブドウ樹一株あたり、収量は6〜8房)収穫は手作業で行い、果実を傷めないように小箱を使用。古樹のブドウをふんだんに使い、古典的な醸造法で造られるワインは清澄のみを行い、濾過はしません。凝縮感のある味わいと芳醇で強烈な香りを持つワインは十数年の熟成が十分に可能です。

2003年より先代・エドワード氏から息子のクリストフ氏へと代替わりしています。クリストフ氏の代になり、エレガントで優美なスタイルへと変わりつつあり、新たに多くのファンを世界中で増やしています。
(2012年11月)



2006 Morey−Saint−Denis Premier Cru Cuvée du Pape JEAN−PAUL U

モレ サン ドニ プルミエ クリュ キュヴェ デュ パペ ジャンポール 2世 750ml  
《赤》【フルボディ】生産者:ドメーヌ エドゥアール ブリツェック
葡萄園面積:0.6ha
葡萄品種:ピノ・ノワール

樹齢:90年

前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の生まれ年に当たる1920年に植樹され、そのワインを献上したことからこの名前をつける事が許された。
樹齢80年ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の生まれ年である1920年に植樹され、そのワインを献上したことからこの名を冠する許可を頂いたこのドメーヌを代表するキュヴェ。
新樽比率は100%だが、樽だけが全面に出過ぎないで果実味とうまく溶け合って、若いうちからエレガントでなめらかな味わいが楽しめます。

         9,180円(本体価格8,500円)

ごめんなさい、只今品切れ中(2015年10月26日)です。次回入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。